大人の女子会in横浜。
2012年05月02日
暫く日記は書けないかも知れないと言ったな。あれは嘘だ。
誘われるがままに湯月はYOKOHAMAなどと呼ばれるハイカラな土地にホイホイとついて行ったわけです。メンバーはお察し下さい。大人の女子会Yeaaaaaaah!!!!
注意:こんなテンションの会ではありません。
当日、予定通りの時刻に起床した湯月は予定していたジーパンをはけなくなっているという驚愕の事件を目の当たりにし、急遽はき替えたパンツが黒っぽかった故に全身における黒の比率が跳ね上がるという悲しいコーディネイトで家を出る。なんということでしょう。
その後は別段の事件も事故もなく、集合時間の約10分前には横浜駅に到着。しかし集合場所は指定されていなかった。適当に電車を降りたらよく分からない改札から出てしまい、でもなんとなくJR方面じゃないかと思って適当に歩き出したら、連絡通路?みたいな所に入り込んでしまって、行けども行けども中央改札に出られない。漸くJR中央改札に辿り着いたと思ったら、「東横線改札で集合」との指令が携帯電話に届く。湯月だけがJRでぼっち。
結局、横浜駅を一周半くらいしてしまったらしい。よこはまえき……恐ろしい所。
最初は中華街に。
こってり中華で空腹を満たした後は当て所もなく彷徨い歩くノープランの旅。天気に恵まれすぎてとても暑い。
道すがら、謎の歓迎を受ける。

色々と言葉にできない。
その後、シーバスに乗る為に海へと移動。

なんかこう、船が繋がれている絵っていいよね。なんとなく。
海に縁がない土地に居住しているので、水面が遠くまで広がっているだけでも物珍しく感じます。対岸の建物がちょろっと見えるのもいいよね。
シーバスは湯月が海側を見たくてみんなを海側の席に誘導してしまったけれど、実は内陸側の建造物が花形なんですね。建物群を見て盛り上がる乗客を余所に、海面のうねりを見つめてにやける湯月は明らかに異端。シーバスは座面が水面に近くて、海面の波の揺らぎが良く見えて面白かったです。自分の中ではこの日一番楽しかった時間かも知れない。あと、海上保安部の巡視船「やしま」と「しきしま」も見えた。よっぽど写真に収めようかと葛藤したけれど、空気を読んでやめました。大人の女子会だもの!携帯カメラじゃ細部までは撮れないしね。
海を堪能した後は赤レンガ倉庫をうろうろしつつ、某所へ向かう。

太陽を背にしたランドマークタワー。傾いて見えるのは御愛嬌。
この建物の4Fにはアレが……。
そう言うわけで、予期せぬポケモンセンター デビュー。
噂には聞いていたけれども、初めて足を踏み入れましたポケモンセンター……。あれ、大人の女子k……。入って見て判った事は、意外と小さい子供ばかりじゃないって事だった。湯月くらいの歳の人間がうろうろしていても意外と気まずくはない。ただ、ポケモンに詳しくないから居場所がない。
ポケセンの向かいには何故かジャンプグッズの店もある。何かの陰謀だろうか。
取り敢えずJOJOでテンションを上げ、銀魂を経て、BLEACHに至る。湯月はジャスタウェイが何故か嫌いじゃない。いつかアレを封筒にしたためて誰かに送りつけてみたい。BLEACHは20巻ちょっとで時が止まっている湯月には何が何やら……。あの漫画も(ネタ的に)面白いのでいつかは読破したいですね。いつかは!
あれ、大人のj……。
締めのコスモワールド。

頑張って夜景モードで撮ってはみたけれど、限界らしい。
なりゆきで観覧車デビューを飾る事に。
高所恐怖症なので観覧車とか絶対に怖いと知ってはいたけど、人生でいつかは乗ってみたいアトラクションでもあったわけで、まさかこんな勢いで乗ってしまう事になるとは思ってもみなかったけれど、とにかく結論を言うと観覧してる場合じゃねぇ!!!!マジ怖かった。
もしもこういうのに乗って「きゃーこわいー」とか言う人が居たとしたら、その人は全く怖がっていません。本当に怖かったら口数が少なくなって、ぶっきらぼうになります。
でも上空から見えた、真っ黒な海に浮かぶイルミネーションで武装した遊覧船?は綺麗でした。しかし夜だったからまだマシだったようなものの、もしも昼だったら生きた心地がしないんじゃなかろうか。ああ怖かった。
そんなこんなで遊び回った12時間。話し合ったゴシップ話についてはお察し下さい。
誘われるがままに湯月はYOKOHAMAなどと呼ばれるハイカラな土地にホイホイとついて行ったわけです。メンバーはお察し下さい。大人の女子会Yeaaaaaaah!!!!
注意:こんなテンションの会ではありません。
当日、予定通りの時刻に起床した湯月は予定していたジーパンをはけなくなっているという驚愕の事件を目の当たりにし、急遽はき替えたパンツが黒っぽかった故に全身における黒の比率が跳ね上がるという悲しいコーディネイトで家を出る。なんということでしょう。
その後は別段の事件も事故もなく、集合時間の約10分前には横浜駅に到着。しかし集合場所は指定されていなかった。適当に電車を降りたらよく分からない改札から出てしまい、でもなんとなくJR方面じゃないかと思って適当に歩き出したら、連絡通路?みたいな所に入り込んでしまって、行けども行けども中央改札に出られない。漸くJR中央改札に辿り着いたと思ったら、「東横線改札で集合」との指令が携帯電話に届く。湯月だけがJRでぼっち。
結局、横浜駅を一周半くらいしてしまったらしい。よこはまえき……恐ろしい所。
最初は中華街に。
こってり中華で空腹を満たした後は当て所もなく彷徨い歩くノープランの旅。天気に恵まれすぎてとても暑い。
道すがら、謎の歓迎を受ける。
色々と言葉にできない。
その後、シーバスに乗る為に海へと移動。
なんかこう、船が繋がれている絵っていいよね。なんとなく。
海に縁がない土地に居住しているので、水面が遠くまで広がっているだけでも物珍しく感じます。対岸の建物がちょろっと見えるのもいいよね。
シーバスは湯月が海側を見たくてみんなを海側の席に誘導してしまったけれど、実は内陸側の建造物が花形なんですね。建物群を見て盛り上がる乗客を余所に、海面のうねりを見つめてにやける湯月は明らかに異端。シーバスは座面が水面に近くて、海面の波の揺らぎが良く見えて面白かったです。自分の中ではこの日一番楽しかった時間かも知れない。あと、海上保安部の巡視船「やしま」と「しきしま」も見えた。よっぽど写真に収めようかと葛藤したけれど、空気を読んでやめました。大人の女子会だもの!
海を堪能した後は赤レンガ倉庫をうろうろしつつ、某所へ向かう。
太陽を背にしたランドマークタワー。傾いて見えるのは御愛嬌。
この建物の4Fにはアレが……。
そう言うわけで、予期せぬポケモンセンター デビュー。
噂には聞いていたけれども、初めて足を踏み入れましたポケモンセンター……。あれ、大人の女子k……。入って見て判った事は、意外と小さい子供ばかりじゃないって事だった。湯月くらいの歳の人間がうろうろしていても意外と気まずくはない。ただ、ポケモンに詳しくないから居場所がない。
ポケセンの向かいには何故かジャンプグッズの店もある。何かの陰謀だろうか。
取り敢えずJOJOでテンションを上げ、銀魂を経て、BLEACHに至る。湯月はジャスタウェイが何故か嫌いじゃない。いつかアレを封筒にしたためて誰かに送りつけてみたい。BLEACHは20巻ちょっとで時が止まっている湯月には何が何やら……。あの漫画も(ネタ的に)面白いのでいつかは読破したいですね。いつかは!
締めのコスモワールド。
頑張って夜景モードで撮ってはみたけれど、限界らしい。
なりゆきで観覧車デビューを飾る事に。
高所恐怖症なので観覧車とか絶対に怖いと知ってはいたけど、人生でいつかは乗ってみたいアトラクションでもあったわけで、まさかこんな勢いで乗ってしまう事になるとは思ってもみなかったけれど、とにかく結論を言うと観覧してる場合じゃねぇ!!!!マジ怖かった。
もしもこういうのに乗って「きゃーこわいー」とか言う人が居たとしたら、その人は全く怖がっていません。本当に怖かったら口数が少なくなって、ぶっきらぼうになります。
でも上空から見えた、真っ黒な海に浮かぶイルミネーションで武装した遊覧船?は綺麗でした。しかし夜だったからまだマシだったようなものの、もしも昼だったら生きた心地がしないんじゃなかろうか。ああ怖かった。
そんなこんなで遊び回った12時間。話し合ったゴシップ話についてはお察し下さい。
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『英雄伝説 空の軌跡』シリーズ
2012年04月21日
ずっと前からレビューサイトで気になっていた作品群。連作だと聞いていたので出揃って完結したと分かるまで耐えていました。全作買い揃えるまでの道のりが一番長かったんじゃないでしょうか。
全3作で、全編通して王道RPG。続編まで存在する恐ろしい長編シリーズ。
『英雄伝説 空の軌跡FC』、2004年発売のWinソフトで、2006年にPSP移植。FC=First Chapter。
『英雄伝説 空の軌跡SC』、2006年発売、2007年移植。SC=Second Chapter。
『英雄伝説 空の軌跡 the 3rd』、2007年発売、2008年移植。
公式サイト:http://www.falcom.co.jp/sora/index.html
実は、発見当初は20世紀のゲームだと思い込んでいた……。グラフィックとか諸々の印象で。
[攻略に有用そうなサイト]
銀の意思流攻略:http://www.silver-intention.com/Game/ED6/
※一番お世話になったと思う。
PSP GAME AVENUE:http://homepage2.nifty.com/pspgameavenue/sorano_fc/index.html
※SCの攻略はページ下部のリンクから。3rdの攻略は無い模様。
英雄伝説6 攻略&ファンページ:http://www.rupa-rupa.net/falcom/ed6/welcome.htm
※攻略と言うかファンページっぽい。何となくブックマークしていたけどあまり読み込んでいませんごめんなさい。
英雄伝説 空の軌跡攻略Wiki:http://www34.atwiki.jp/eiden6/
※一応、発見。後から見付けたのでどんな情報があるのか全然見ていない。
ざっと箇条書きに感想。
【良かったと思う点】
●ストーリーをちゃんとさせているところ。最初から最後まで筋が通っていて、いきなり訳の分からないラスボスが割り込んで来たりしないところ。伏線がはっきりしていると言うか、ラストを目指して物語が書かれているのが分かって、プレイしていて楽しかった。
●何かにつけて王道なところ。奇を衒った物が悪いとは思いませんが、こういう作品もあっていいと思います。
●恐らく全てのゲーム内キャラクターに人生設定があるところ。これは本当に凄いと思った。WA3をプレイした時にただの村人にも顔グラフィックがある事にびっくりしたけれど、あの時の感動に近い。イベントが少しでも進むと町の人の会話が細かに変化していって、モブキャラだけでサブストーリーを進めている時すらある。気になって先に進めん!
【微妙だと思った点】
●1作目(FC)だけですが、ロードの多さ、そして長さ。民家に出入りするだけでロード発生はちょっと厳しい。2作目以降では改善されました。
●2作目以降、どうにも敵方のキャラ全般に面白みを感じない。個人の好みの問題だけど、会話を見ていてもあまり楽しめないと言うか。躊躇なく敵方を壊滅させられるという点では良い事かも知れないけど。1作目は楽しかったです。2作目の敵方で好きになれたのはブルブランだけかも知れません。あとは何て言うか、恥ずかしいよねあの人達。
●ていうか、3作目くらいになると味方も恥ずかしいよね。
●3作目くらいになると、どうにも本筋の説明や台詞回しが単調な感じ。メインストーリーはほぼ説明口調という印象。そもそも3作目はメインストーリー自体あってなきが如しの、加速するキャラゲー化。
【賛否が分かれそうだと思った点】
●主人公の口癖と思しき言い回し。1、2回ならスルー範囲内なのに多用する所為ですごく気になる。古臭いとは言いませんが、なんか変ですよ。
●敵味方含め、どのキャラも妙に芝居がかった感じ。良いか悪いかは分からない。たまに不自然だな、とは感じる。気取ってるな、と感じる時もある。それが恥ずかしさの原因の一つかも知れない。
●後に進むにつれて、ただのお遣い感が増してくるところ。どんどん緊張感が無くなっていく。一本道RPGは好きなのでお遣いクエスト自体はOKなのですが、最初の頃にあった、あちこち調べて捜査したり推理したりするクエストが好きでした。逆にダンジョン探索だけのクエストは苦手。これは個人の好みの問題ですが。
以下、一作毎に雑感。
全3作で、全編通して王道RPG。続編まで存在する恐ろしい長編シリーズ。
『英雄伝説 空の軌跡FC』、2004年発売のWinソフトで、2006年にPSP移植。FC=First Chapter。
『英雄伝説 空の軌跡SC』、2006年発売、2007年移植。SC=Second Chapter。
『英雄伝説 空の軌跡 the 3rd』、2007年発売、2008年移植。
公式サイト:http://www.falcom.co.jp/sora/index.html
実は、発見当初は20世紀のゲームだと思い込んでいた……。グラフィックとか諸々の印象で。
[攻略に有用そうなサイト]
銀の意思流攻略:http://www.silver-intention.com/Game/ED6/
※一番お世話になったと思う。
PSP GAME AVENUE:http://homepage2.nifty.com/pspgameavenue/sorano_fc/index.html
※SCの攻略はページ下部のリンクから。3rdの攻略は無い模様。
英雄伝説6 攻略&ファンページ:http://www.rupa-rupa.net/falcom/ed6/welcome.htm
※攻略と言うかファンページっぽい。何となくブックマークしていたけどあまり読み込んでいませんごめんなさい。
英雄伝説 空の軌跡攻略Wiki:http://www34.atwiki.jp/eiden6/
※一応、発見。後から見付けたのでどんな情報があるのか全然見ていない。
ざっと箇条書きに感想。
【良かったと思う点】
●ストーリーをちゃんとさせているところ。最初から最後まで筋が通っていて、いきなり訳の分からないラスボスが割り込んで来たりしないところ。伏線がはっきりしていると言うか、ラストを目指して物語が書かれているのが分かって、プレイしていて楽しかった。
●何かにつけて王道なところ。奇を衒った物が悪いとは思いませんが、こういう作品もあっていいと思います。
●恐らく全てのゲーム内キャラクターに人生設定があるところ。これは本当に凄いと思った。WA3をプレイした時にただの村人にも顔グラフィックがある事にびっくりしたけれど、あの時の感動に近い。イベントが少しでも進むと町の人の会話が細かに変化していって、モブキャラだけでサブストーリーを進めている時すらある。気になって先に進めん!
【微妙だと思った点】
●1作目(FC)だけですが、ロードの多さ、そして長さ。民家に出入りするだけでロード発生はちょっと厳しい。2作目以降では改善されました。
●2作目以降、どうにも敵方のキャラ全般に面白みを感じない。個人の好みの問題だけど、会話を見ていてもあまり楽しめないと言うか。躊躇なく敵方を壊滅させられるという点では良い事かも知れないけど。1作目は楽しかったです。2作目の敵方で好きになれたのはブルブランだけかも知れません。あとは何て言うか、恥ずかしいよねあの人達。
●ていうか、3作目くらいになると味方も恥ずかしいよね。
●3作目くらいになると、どうにも本筋の説明や台詞回しが単調な感じ。メインストーリーはほぼ説明口調という印象。そもそも3作目はメインストーリー自体あってなきが如しの、加速するキャラゲー化。
【賛否が分かれそうだと思った点】
●主人公の口癖と思しき言い回し。1、2回ならスルー範囲内なのに多用する所為ですごく気になる。古臭いとは言いませんが、なんか変ですよ。
●敵味方含め、どのキャラも妙に芝居がかった感じ。良いか悪いかは分からない。たまに不自然だな、とは感じる。気取ってるな、と感じる時もある。それが恥ずかしさの原因の一つかも知れない。
●後に進むにつれて、ただのお遣い感が増してくるところ。どんどん緊張感が無くなっていく。一本道RPGは好きなのでお遣いクエスト自体はOKなのですが、最初の頃にあった、あちこち調べて捜査したり推理したりするクエストが好きでした。逆にダンジョン探索だけのクエストは苦手。これは個人の好みの問題ですが。
以下、一作毎に雑感。
妖怪かさまし。
2012年04月07日
ちまちまとしたアルバイトをこなして参りました。春休みが終わればまた無職です。なかなか上手く曜日の噛み合うバイトが見つかりません。
またも大学の試験監督バイトをやってしまいました。時給が良いのでついつい釣られてしまいました。
仕事は楽だしスタッフさんも良い人達だし時給は良いし……、基本的に文句はない仕事です。唯一つ耐え難い事と言えば、以前にも書きましたが、全く好みじゃない、笑いのツボも合わない異性に付き纏われるという事でしょーか。
付き纏われているかどうかは多少の語弊があるかも知れないけれど、頻繁に、そして執拗に話しかけてくるのが耐え難いのです。あなたと話したくないのです。あなたと話していても楽しくないのです。話しているのが苦痛なので近寄って来ないで欲しいのです。
こういった気持ちはどうしたら相手に伝わるのでしょうか。
今回は話しかけてくる以上に気持ちの悪い出来事がありました。
最終日の試験が終わった後、解散まで少しばかり時間が余りました。試験場から集合場所に戻り、湯月は自分の荷物を他の人から離れた席に持って行きました。例の男は先に戻っていて既に座席を確保していたので、そこから離れたかったからです。周囲に誰の荷物もない事を確認してバッグを置きました。
しかし、例の男は寄って来ました。「(試験)お疲れ様でした」と言うので、形式的に「お疲れ様でした」と返して会釈しておきました。もう一度言いますが、その男は既に離れた所に座席を確保していて、荷物もそこに置いてあります。わざわざ寄って来んな。
こうなったらもう湯月はハンドタオルを手に取って、男性が不可侵の絶対領域、すなわち女子トイレに行くしかありません。元から試験が終わったら行くつもりでしたが、タイミング的には最高の逃げ方、逃げ場所。まるで現代の尼寺。
しかし現実としてはまだ解散前で就業中です。いつまでも聖域(トイレ)に籠もっているわけにもいかず、集合場所に戻らなければなりません。
戻って見ると、例の男は自分の席に戻っていて湯月のバッグ周りの席には別の人(湯月より後に試験場から戻って来た人)が座っていました。これなら彼奴も近寄って来づらいかも!と、ささやかな希望を胸に湯月も席に座りました。周りの人とも関わりを持ちたくないので、持参した小説を開きました。
ヘッドホンと小説は「話しかけるな」という意味の信号……のはずなのですが、どうしたわけか彼等のような人種はこのシグナルを拾ってくれません。奴は再び近寄って来ました。
そしてこう言う。
「この辺りに傘ありませんでした?」
この日は雨の予報だったのでみんな傘を持っていました。それでも、最初はどういう意味か分からなくて困りました。どうも「湯月が座っている席の周辺に傘を置き忘れたっぽい」といった趣旨の発言だったらしいです。
言われて見たら、湯月の鞄の横に傘が一本増えている。
聖域に行く前は一本だったはずの傘が二本になっている。
なにこれこわい。
またも大学の試験監督バイトをやってしまいました。時給が良いのでついつい釣られてしまいました。
仕事は楽だしスタッフさんも良い人達だし時給は良いし……、基本的に文句はない仕事です。唯一つ耐え難い事と言えば、以前にも書きましたが、全く好みじゃない、笑いのツボも合わない異性に付き纏われるという事でしょーか。
付き纏われているかどうかは多少の語弊があるかも知れないけれど、頻繁に、そして執拗に話しかけてくるのが耐え難いのです。あなたと話したくないのです。あなたと話していても楽しくないのです。話しているのが苦痛なので近寄って来ないで欲しいのです。
こういった気持ちはどうしたら相手に伝わるのでしょうか。
今回は話しかけてくる以上に気持ちの悪い出来事がありました。
最終日の試験が終わった後、解散まで少しばかり時間が余りました。試験場から集合場所に戻り、湯月は自分の荷物を他の人から離れた席に持って行きました。例の男は先に戻っていて既に座席を確保していたので、そこから離れたかったからです。周囲に誰の荷物もない事を確認してバッグを置きました。
しかし、例の男は寄って来ました。「(試験)お疲れ様でした」と言うので、形式的に「お疲れ様でした」と返して会釈しておきました。もう一度言いますが、その男は既に離れた所に座席を確保していて、荷物もそこに置いてあります。わざわざ寄って来んな。
こうなったらもう湯月はハンドタオルを手に取って、男性が不可侵の絶対領域、すなわち女子トイレに行くしかありません。元から試験が終わったら行くつもりでしたが、タイミング的には最高の逃げ方、逃げ場所。まるで現代の尼寺。
しかし現実としてはまだ解散前で就業中です。いつまでも聖域(トイレ)に籠もっているわけにもいかず、集合場所に戻らなければなりません。
戻って見ると、例の男は自分の席に戻っていて湯月のバッグ周りの席には別の人(湯月より後に試験場から戻って来た人)が座っていました。これなら彼奴も近寄って来づらいかも!と、ささやかな希望を胸に湯月も席に座りました。周りの人とも関わりを持ちたくないので、持参した小説を開きました。
ヘッドホンと小説は「話しかけるな」という意味の信号……のはずなのですが、どうしたわけか彼等のような人種はこのシグナルを拾ってくれません。奴は再び近寄って来ました。
そしてこう言う。
「この辺りに傘ありませんでした?」
この日は雨の予報だったのでみんな傘を持っていました。それでも、最初はどういう意味か分からなくて困りました。どうも「湯月が座っている席の周辺に傘を置き忘れたっぽい」といった趣旨の発言だったらしいです。
言われて見たら、湯月の鞄の横に傘が一本増えている。
聖域に行く前は一本だったはずの傘が二本になっている。
なにこれこわい。